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←の写真では文字が完全に潰れていますが、HPではWORD版とPDF版をそれぞれアップしました。中国社会科学院近代史研究所に研究留学中の2002年に作成したものです。

「清朝皇帝簡略表」・「満漢年号対照表」及び「満漢干支対照表」の2点です。

前者は太祖ヌルハチからラストエンペラー溥儀までの名前(満漢)・廟号(及び諡号)・年号・生没年(即位年・在位年数)・享年(即位年齢)・陵墓名(埋葬地)・子女・備考(満漢文の避字)。後者のうち「満漢年号対照表」は満漢年号・年代・皇帝の名前・享年(即位年齢)、「満漢干支対照表」は十干十二支(満漢と日本)が簡単ですがまとめてあります。研究などの参考にして頂けると幸いです。

個人的に興味深いのは、避字についてです。避字とは、皇帝の尊さを示すためのひとつの表現方法である。文書等において皇帝の名前(=諱[いみな])と同じ漢字を書き記さなければならないとき、それを畏れ多いこととして、欠字(漢字の一画をあえて欠いておく)や異字(同音や同義)等を用いることを指すのは周知のことであるが、小生はそれが満洲語にまで及んでいることに大変驚いた。「李」を例にした場合、満洲語ではがんらい「li」と書き記すが、乾隆帝の諱(弘暦 hvng li)と同じ綴りなので、以降は「lii」と満洲語では記してある。満洲語文書で「lii」とあれば、基本的には乾隆年間以降に書かれた資料であると断定することができるのである。ただし、同治帝(載淳dzai xun)の「xun」は「xuwen」と忌避しながらも、太陽を意味する「xun」だけは不避というのもなかなかに「民族」性を感じさせるようで面白い。

なお、アップした資料等について、誤字や内容の誤りに関しては、小生は一切責任を負いませんので、悪しからず。

http://www.geocities.jp/manju1635/