清寧宮2002年10月30日,劉小萌(中国社会科学院近代史研究所研究員)氏と共に,瀋陽故宮に佟悦氏を表敬訪問し,故宮内部を訪れた。

写真は,清寧宮(genggiyen elhe gung;上写真は扁額)。もと清太宗ホンタイジ(Hong Taiji,皇太極)と皇后ボルジギット氏の寝宮で,天聡10年(1636)に名付けられた。宮殿は鳳凰殿後方,高さ4メートルの高台にあり,正面ではなく東側に正門(中国語で“口袋房”),入ってもうひとつ門があり,その内側すぐが寝所。西側には神堂があり,シャーマン祭祀をする場所であった。逆コの字の環炕(オンドル;中国語で“万字炕”)が置かれている。入関後の北京故宮の乾寧宮に,その配置・意義は受け継がれている。

1643年,ホンタイジはここで薨じた。

清寧宮:宮殿

“口袋房”や“万字炕”は,共に北方民族独特の寒気にあわせた建築様式のひとつ。

小生が,満族史・清朝史研究をはじめる直接的なきっかけとなった場所。そういえば,昔「清寧殿」なるHPがあったなぁ(笑)。もうないけれど。そういう意味づけをしたサイトでした。