表題を「「辛亥革命」レポート作成によく用いられるウェブサイト」から「「辛亥革命」関係レポート作成のウェブサイト・参考文献」に変更。あわせて,先の2回分も変更。

繰り返しになるが,この欄は受講生たちが使用したウェブサイト・参考文献を記す備忘録である。まず,書籍の紹介は最初なので,『報告課題集』に掲載しれている出題者が薦めている「参考文献」。いつの朝代を勉強するのであれ,中国史では基本(入門編)の概説書2冊。

1.尾形勇・岸本美緒(編)『中国史』(「新編・世界各国史」3)山川出版社,1998年(山川出版社http://www.yamakawa.co.jp/index.asp

2.並木頼寿・井上裕正『中華帝国の危機』(「世界の歴史」19)中央公論社,1997年(中央公論社http://www.chuko.co.jp/

以下,受講生が利用した参考文献(順不同)。

3.横山宏章『中華民国:賢人支配の善政主義』中公新書,1997年

4.菊池秀明『ラストエンペラーと近代中国:清末・中華民国』(「中国の歴史」10)講談社,2005年(講談社http://shop.kodansha.jp/bc/;「中国の歴史」シリーズhttp://shop.kodansha.jp/bc/books/china/

5.野沢豊『辛亥革命』岩波新書,1972年

6.野沢豊・田中正俊(編)『講座中国近現代史3』1978年,東京大学出版会

7.野沢豊・田中正俊(編)『講座中国近現代史4』1978年,東京大学出版会

8.宮崎正勝『地図と地名で読む世界史』日本実業出版社,2004年(日本実業出版社の宮崎正勝著書一覧はこちら

9.尾形勇ほか『世界史B』東京書籍,1997年(東京書籍http://ten.tokyo-shoseki.co.jp/

10.江上波夫ほか『詳説世界史』山川出版社,2004年

11.吉岡力『詳説世界史』旺文社,1993年

12.全国歴史研究協議会『世界史用語集』山川出版社,1994年

3から7は概説書。ただし,5・6・7は少々古い。通常のレポートでは,近10年くらいで出版されたものを用いるよう助言している。これは,1990年代以降になって中国の改革開放政策によって新たな資料が発見されてきているのと,冷戦崩壊以降さまざまな視点で歴史が捉えられているから。8は概説書としても通用するが,どちらかというと社会人のための参考書。9・10は高校の教科書。11は大学受験の参考書。12はご存じの用語集。

レポートの「参考文献」としては,比較的新しい概説書数冊を使用してもらいたいと考えている(近10年または1990年代以降のもの)。ただし,野沢氏の著書は古いものながらも現在でも利用できる内容が少なくない(それを理解して使用しているならば問題ないが…)。9から12はできれば参考文献としてはあげてもらいたくない。それは一般知識を身につけるためのものであるから(「読むな」「使うな」という意味ではない)。しかしながら,それらだけ(?)を使用してきちんとしたレポートを完成させたものもあるため,なんとも言い難い。

今ひとつ納得できないが,小生自身,現状ではうまく説明しにくい。小生自身が未熟であることはもちろんであるが,インターネット社会や書籍の多角化などで,レポート作成の方法は,なんらかの「曲がり角」にきているのだろうか。