近日中に提出予定のレポートの採点が終了した。

不定期で掲載している,学生がレポート作成に利用しているウェブサイトや参考文献の備忘録(「引用・参考文献」欄に記されているものいないもの双方を含む)。

1.山田辰雄『歴史のなかの現代中国』勁草書房,1996年(勁草書房http://www.keisoshobo.co.jp/

2.後藤孝夫『辛亥革命から満州事変へ−大阪朝日新聞と近代中国』みすず書房,1987年(みすず書房の後藤孝夫のページhttp://www.msz.co.jp/book/author/14560.html;みすず書房http://www.msz.co.jp/index.html

3.読売新聞社(編)『20世紀どんな時代だったか 革命編』読売新聞社,1998年(読売新聞社:出版http://info.yomiuri.co.jp/mag/

4.小野信爾『人民中国への道』(新書東洋史5 中国の歴史)講談社現代新書,1977年(講談社http://shop.kodansha.jp/bc/

5.荒井利明『中国反逆者列伝』平凡社新書,2002年(平凡社http://www.heibonsha.co.jp/

6.宇津木章(監修)・小田切英(著)『すぐわかる中国の歴史』東京美術,2003年(東京美術http://www.tokyo-bijutsu.co.jp/tobi/index.html

7.綿引弘『世界史100の大事件』三笠書房,1999年(三笠書房http://www.mikasashobo.co.jp/

8.前川貞次郎・堀越孝一(共編)『新世界史』研数出版,1985年

9.江上波夫・山本達郎『高校世界史』山川出版社,1998年(山川出版社http://www.yamakawa.co.jp/

1は研究書。2はもと朝日新聞社のジャーナリスト後藤孝夫氏が執筆。3は読売新聞に連載されていたものを冊子化したもの。4は概説書。5・6・7は一般書。8は大学受験の参考書。9は高校の教科書。6から9は,一般的な歴史の流れを掴むために利用する分には構わないが,「引用・参考文献」欄に記入するのはいかがなものかと思う。

また,ここには記さなかったが,某教員の授業レジュメ(小生のではない)も記載されていた。

レポートで目立つ間違いのひとつに,「韃虜(だつりょ;レポート内では満洲人を指す)」を「鞭慮」や「鞭撻」と書き間違えているレポートが意外に多い。これは,参考にしたある書籍そのものの誤植(主に1980年代までの書籍に多い。近年ではほとんど見られなくなった)であり,本来レポート作成者に落ち度はないように思える。とはいえ,何の疑いも持たずに書き間違えるところをみると,おそらく意味が分からないまま記したことは明らかで,インストラクター(添削の教員)に指摘されても仕方がない。

それにしても,これまで4年以上レポートを添削していて不思議に思うのは,「質問票」が一通も来たことがないことである。日本大学通信教育部では,レポート作成にあたって分からないことが聞けるように「質問票」がある。その代わりではないが,「不合格」の場合には「講評」欄がぎっしり埋まることになる。