4443c4cc.jpg

日本大学通信教育部の秋期夜間スクーリング。時間は18:20-21:30まで。1日で2コマ分の講義をおこなうスケジュール。

その3日目。

第5講は「大遼と『燕雲十六州』」と題して講義した。

内容は,「燕雲十六州」の研究史を整理し,「割譲」問題と遼にとって「燕雲十六州」がもつ政治的な意味を考察した。

遼が今の北京に置いた,南京析津府の意味を五京関係で紹介した。それから,遼と後晋の創建者・石敬瑭との関係について,彼が遼(大契丹国)より中国皇帝に冊立されるということが聞き慣れないようであった。

また,「征服王朝」論にも言及した。

第6講は「大金・中都の空間構成」と題して講義した。

内容は,金皇帝の政策と海陵王による中都大興府への遷都を紹介するとともに,世宗以降の歴史的変遷と中都の空間構成について考察した。

海陵王後に世宗が上京会寧府に戻ろうとする意見を採用せず,中都にとどまり海陵王が残した問題の収拾にあたるが,一方で女真人が漢人の文明に漢化されることを憂えた。現在の北京の風物詩でもある情景とともに,空間構成を考えた。