近日中に提出予定のレポート採点が終了した。

不定期で掲載している,学生がレポート作成に利用しているウェブサイトや参考文献の備忘録。以前と重複したウェブサイト・文献は記さない。

1.『世界歴史大系・中国5−清末〜現在−』山川出版社,2002年

2.小野信爾『人民中国の鼓動(図説中国の歴史・9)』講談社,1977年

3.『NEW青木裕司青木世界史B・講義の実況中継』語学春秋社,2005年(語学春秋社:語学春秋社:http://www.gogakushunjusha.co.jp/

4.『NEW青木裕司青木世界史B・講義の実況中継ぁ語学春秋社,2005年

1と2は,ようやく出てきたかという感じ。ただし,2は30年前のもの。3と4は大学入試のための予備校の講義録。3と4を参考するのは否定しないが,「参考文献欄に記入するのは望ましくない」とは思いつつも,こういう本で受講生は歴史の「復習」をしているんだなぁと感じざるを得ない。

最近,大学入試で,大学の「概説」履修後の設問みたいな試験問題を見かける。驚きを隠せなかったが,先日見た高校入試の受験問題にもまた驚いた。幅広い,奥深い。高校生の歴史教科書の内容と変わらない。中学生の総復習の歴史ドリルを見ると,前後の関連なく一問一答式に設問がなされていて,ここから受験勉強を「始める」受験生にとっては歴史とは暗記科目なんだという意識を植え付けてしまいかねない。中学・高校での歴史教育の難しさと同時に,普段の授業の大切さの一端を垣間見た気がした。

閑話休題。

大学の「概論」レポート(「講義」を含む)が高校までの授業の延長線上にあり,受講生が「概説」レポート(「概説」に限定すれば。「特殊講義」ではなく)で大学入試用の参考書をあげてきても,ある程度までは容認すべきなのか(←参考文献欄に記入したからといって「不合格」にはしていないが)という気持ちも排除できない。

いずれにしても,一概に大学入試用の講義書を「一括り」せず,まずはリサーチからですな。近年では,高校での教育と大学での研究の連携や,大学での研究知識の還元などもおこなわれているようですし。何か見えてくるかも知れない。