7539cd4b.jpg

今年二回目の講読会。参加者は5名。六月二十九日途中(239L6)から七月朔日途中(247L9)まで。

前回からの続きで,.肇瓮抜成立,▲肇瓮箸波家,及び公以下meiren i jangginら以上が商売した内容。

,砲弔い討蓮ご訴犬任魯肇瓮抜を八旗(官)編成に改編したように読めるが,満文では主に世職の内容に主眼がおかれている。小生が確認しても,勅書(世職根源冊)のフォームそのものである。結局は,トメトに清朝の世職を与えてその統治に組み込むも,その体制は従来通り変更なく,さらに相応しい満洲名の八旗官名をかぶせたものと考えられる。ちなみに,このときトメト旗は両翼13ニル編成。

△砲弔い討蓮Hanが出征した際に,八家を中心に商売をおこなっているが,その時4万両以上の銀が動いている。出征のついでのような記事であるが,その膨大な銀の量にも驚きである。

写真は,トメト旗のnirui jangginの世職を任じた部分。ただし,後尾に「ese niru bošombi(これらの者はniruを領催する)」と世職でもあるけれど,同時に八旗官にも任じている(組み込んでいる),同名nirui jangginを混乱しないようわざわざ加筆してある。

次回は2月2日(土)午前10時から正午までです。

----------------------

参加希望者は、筑波大学・楠木賢道先生(kusunoki@histanth.tsukuba.ac.jp)まで。「満洲語史料を利用した清朝史研究を志すものにとって、入関前の満文档案史料をテキストとして満洲語読解力を養成するとともに、清朝史の基本知識を習得することは肝要なことであると考える。一人でも多くの参加者が現れることを期待する次第である。」(『満族史研究』第5号、2006年9月、184頁)とは、楠木先生(N)の言葉。