92111947.jpg参加者は8名。

七月十一日(272L4-278L8)の記事を読んだ。

内容は、Daliha Hecen(Dorbi城)とAliha Hecen(遼陽城)両城周囲の手抜き工事の審理、∪詰旗の蔡永年と妓女をめぐる五件の罪(+吏部の罪四十二両)、正黄旗Fukaの二件の罪。

waliyambi:棄却する(審理関係の場合)

yoho:楽戸

asihan sargan:妾

蔡永年は漢軍旗人。列伝などでは、それほど詳しい記録はない。しかしながら、今日の審理案件を読む限り、八旗編入前から自身の強固な基盤(勢力)を遼東にもっていたことがわかる(それ以上に、彼の性格までも…)。蔡一族は、雍正年間には「勲旧大臣」とされたが、その渊源の一部を理解したように感じた。

審理案件は、詳しく読み進めると、その裏側から見えてくる社会的な部分や、個個人の(通常の文書には残されないゴシップ的な)関係が垣間見られて非常におもしろい。

次回は、東洋文庫にて5月17日(土)10時から正午まで。

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参加希望者は筑波大学・楠木賢道先生(kusunoki@histanth.tsukuba.ac.jp)まで。

写真部分は、「gulu lamun i sai yung nian(正藍の蔡永年)」と書かれている(左行)。