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綿貫哲郎「安南黎氏佐領編設始末考」『史潮』第64号,2008年11月。

歴史学会第32回大会(2007年12月1日於成城大学)での報告内容をもとに,大幅に加筆・修正したもの。

乾隆五五年(1790)に安南人を母体として,北京で編設された佐領とその背景について,考察をおこなったもの。

これまでの拙稿と比べて書き方が異なるのは,自由論述ではなく大会シンポジウムのテーマに沿った内容のため(「移動の履歴とアイデンティティ」),満洲語資料がまったくなく漢語資料のみで執筆したため,また小生自身がヴェトナム史を知らないまま安南人を語ったことによるためである。

それから「無能」の烙印を押された黎維祁(安南国王)に,ずいぶんと肩入れしてるかもしれない←

いずれにせよ,これまでの「中越関係史」とは異なる視座は提供できたと考えている。