ハス（蓮；Lotus）はインド原産。7月の誕生花で，夏の季語。花言葉は「雄弁」。ハスと言えば，泥水の中に根付きながらもキレイな花を咲かせることから，仏教と深く結びついた花としてよく知られている。
ところがインドでは，仏教誕生以前のヒンドゥー教やバラモン教ではハスを崇拝しており，仏教伝来以前の中国漢代でも豊穣・多産を象徴する花だった。日本の『万葉集』にも仏教伝来前に詠まれたハスの歌があるという。人々の生活に深く結びついた花だったことがわかる。
中国北宋の儒学者・周茂淑（1017-1073年）は，それまでのハスに関する作品などをまとめた『愛蓮説』を著し，それ（『古文真宝後集』に収録）は室町時代に日本にも伝えられた。
ハスをモチーフにした陶器・磁器などは私たちにも馴染み深い。
またハスは象徴・観賞用だけでなく，食用・薬用としても重宝されている。言わずもがな，ハスの地下茎はレンコン（蓮根）であり，ハスの実は中国の月餅の餡に用いられているのは広く知られている。
先日調子が悪くて咳き込んでたとき，某I先生より『本草綱目』にも喉にもよいとあるから「レンコンを食べなさい」と言われて食べたことを思い出した。
なんだかまとまらないが，昨日友人と町田市立博物館で「蓮展」を見て，いろいろと考えさせられたので備忘録として記した次第。
現在のインドでもハスをモチーフにした製品がたくさんあると思うよ。7月の誕生花だし。ハスの絵がプリントされた綿製品とか，お香や蓮型のお香立てとか。面倒でなければ，そういうテーマで見ていくのもよいかもね(*´ -`)(´- `*)srsr
昼下がり，新宿に向かう各駅電車で1時間ほど心地よい眠りに落ちた。メッセージを読みつつ，ほどよい昼頃の疲れの自分には幸せなひとときでした(*´ -`)(´- `*)srsr
