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研究(満族史・清朝史・東アジア史)や講義(歴史学・東洋史・中国語[漢語]・コンピュータ)等の備忘録

学会・研究会情報

満族史研究会第22回大会(神戸国際会議場)

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満族史研究会第22回大会が神戸国際会議場(兵庫県)401会議室でおこなわれた。小生にとって神戸は、初上陸(宿泊)の地である。

当初は、神戸大学瀧川記念学術交流会館での開催予定であったが、神戸大学が「はしか(麻疹)休校」となったため、急遽会場を変更することとなったのである(その「ドキュメント」は懇親会会場にて、事務局長・楠木賢道先生より語られた[←田口トモロヲの口調で])。

詳しいプログラムはこちらを参照。

小生は、高井秀招(国士舘大学・院)さんと一緒に神戸入りすることに。偶然にも、翌日にUCCコーヒー博物館・南京町・旧居留地に行くという予定が一致したためである。

朝3時起き、東京駅のぞみ始発(06:00)にて新神戸(08:45)へ。その後ポートライナーにて会場へ。ポートライナーにて堀直(甲南大学)先生と乗り合わせる。

会場変更で気がついたが、このポートアイランドは2006年夏公開「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」の神戸ロケ地のひとつでもある(ポートアイランド市民広場[国際会議場前]がロケ地と知ったのは学会終了後・汗。ロケ地についてはこちらを参照)。

会場へは09:30過ぎに到着。むとうすさんとも再会。松村潤(満族史研究会会長;日本大学名誉教授)先生の挨拶ではじまる。今回はまったくお手伝いをすることなく、すべてのプログラムを拝聴した。それぞれが興味深く、資料或いは視点に特徴があり、睡眠不足の小生でさえ、睡眠学習することなく勉強させていただいた。

懇親会会場(同1階:レストランフォンタナ)にも多くの参加者が流れた。磯部淳史さん(立命館大学・院)さんとは初対面、しかも同郷で、しかも某著名Gを輩出した高校出身とうかがって二度びっくり。会場では、なぜか小生の九州某所での調査(2004年12月)がむこうのテーブルで話題にされていた。別段話す必要がなかったので黙っていただけですが、研究者による現地調査の情報というのがもれやすいというのが身をもって分かった(笑)

同会場では、河内良弘(満族史研究会副会長;京都大学名誉教授)先生の二胡の演奏、萩原守(神戸大学教授)先生の「アメイジング・グレイス」の独唱、久保智之(九州大学教授)先生の満洲語の歌の熱唱などもあり、懇親会は盛況のうちにお開きを迎えたのでした。

懇親会会場で、まさしく「砲火」を浴びたせいか、汗びっしょりなので、2次会は遠慮させていただいた。宿舎は「東横イン神戸三ノ宮供。会員なのもあるし、駅前で至極便利。

緊急:満族史研究会大会会場の変更

6月2日(土),神戸大学で開催予定の第22回満族史研究会大会の会場が,変更になりました。以下,事務局・楠木賢道先生からのメールを添付します。

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満族史研究会会員各位(出席の返事をいただいた会員よりも広めに連絡しています):

神戸大学の萩原先生から連絡があり,6月1日から12日まで,麻疹で休校になったと連絡がありました。「休講」ではなく,「休校」ということで,神戸大学での開催が大変難しい状況となりました。

急遽,私事務局の方で会場を手配しまして,神戸国際会議場(JR三ノ宮駅からポートライナーで市民広場駅下車すぐ,Tel078-302-5200)の401会議室を予約いたしました。

プログラム・時程等には変更はありません。

懇親会も料金・時間に変更はなく国際会議場内のレストラン フォンタナ(Tel078-302-1050)で予定通り開催いたします。会員各位の出席予定者は,予定通り神戸の地にご参集ください。

出席予定者の方はこのメールに確認の返信をいただければ幸甚です。

神戸国際会議場のHPはhttp://www.kobe-kaigi.jp/index.htmlです。

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文章は,適宜改行を加えております。

神戸大学:http://www.kobe-u.ac.jp/

「はしか (麻疹)」による全学休校について(神戸大学):http://www.kobe-u.ac.jp/info/topics/t2007_05_31_01.htm

神戸国際会議場の地図:http://map.yahoo.co.jp/pl?lat=34%2F40%2F10.963&lon=135%2F12%2F37.786&layer=0&sc=4&mode=map&size=l&pointer=on&p=&type=static&CE.x=569&CE.y=504

満族史研究会:第22回大会の案内(神戸大学:兵庫県神戸市)

日時:2007年6月2日(土)10:00〜17:30

会場:神戸大学瀧川記念学術交流会館大会議室(2階) 〒657-8501 兵庫県神戸市灘区六甲台町1-1

午前の部

開会の辞(10:00〜10:10)

研究報告(10:10〜12:10)

1.鄭善姫(神戸大学・院)(10:10〜10:50)「明末清初における朝鮮民族の中国東北への移住」

2.磯部淳史(立命館大学・院)(10:50〜11:30)「清初のグサ=エジェンについて―太宗期,ドルゴン摂政期を中心に―」

3.阿部由美子(東京大学・院)(11:30〜12:10)「光緒新政期の近代化改革における清朝皇族」

午後の部

研究報告(13:30〜16:50)

4.大坪慶之(大阪大学・院)(13:30〜14:10)「清末睡簾聴政下における東西両太后の意志決定と廷議―同治帝の祭祀をめぐって」

5.石濱裕美子(早稲田大学)(14:10〜14:50)「清初勅建チベット仏教寺院の建立意義について」

<休憩>(14:50〜15:30)

6.村上信明(東京大学・学振PD)(15:30〜16:10)「雍正・乾隆期の藩部統治における蒙古旗人官僚の任用」

7.久保智之(九州大学)(16:10〜16:50)「満洲語否定形におけるアシンメトリーについて―-ha, -ho, -heの否定形が-hakū, -hekūで-ra, -ro, -reの否定形が-rakūなのはなぜか―」

総会(16:50〜17:20)

閉会の辞(17:20〜17:30)

懇親会(18:00〜20:00)

会場:神戸大学瀧川記念学術交流会館食堂(1階)

会費:5,000円

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事務局:筑波大学 人文社会科学研究科 歴史・人類学専攻 楠木賢道 kusunoki@histanth.tsukuba.ac.jp

歴史学会:第3回月例研究会報告(文京区男女平等センター会議室)

4月24日(火)午後6時半より,歴史学会:第3回月例研究会で報告させていただいた。今年度期の研究会テーマは「移動・アイデンティティ・記憶」。

題目は「清代における八旗漢軍旗人の多元性について」。

小生の専門である八旗漢軍旗人について,「旧漢人」「新漢人」など,八旗に編入された漢人の淵源が多元であったこと,現在の中国の少数民族である満族と八旗漢軍との関係性,さらに漢軍旗人の家譜・墓碑にある「三韓」などについて,これまで研究してきたものを中心に,時代ごとに八旗漢軍旗人への扱われ方が異なることなどを整理して紹介しました。10名の方にお集り頂き感謝しております。

とはいえ,八旗漢軍の説明に入るまでの前提の説明が必要で,どのような専門分野の方に向けた報告にしたらよいのか,直前まで悩みました。でも,質疑応答(その後の懇親会を含む)でいただいたコメントからは,それなりに理解していただけたと感じました。ありがとうございました。

その後,午後11時前まで本郷三丁目で懇親会。最後は眠くてすみませんでした。先程,電車を乗り過ごすことなく,無事に帰ってきました。

また,わざわざこの日がどんな日かを知りながら,報告日に選んでくださった司会者には,特に感謝申し上げます。

歴史学会:http://wwwsoc.nii.ac.jp/rekigaku/index.html

東洋文庫清代史研究会:『内国史院档:崇徳三年』

本日もまた,非常勤先の研修のため,お休みしました。3回連続です。

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参加希望者は、筑波大学・楠木賢道先生kusunoki@histanth.tsukuba.ac.jpまで。「満洲語史料を利用した清朝史研究を志すものにとって,入関前の満文档案史料をテキストとして満洲語読解力を養成するとともに,清朝史の基本知識を習得することは肝要なことであると考える。一人でも多くの参加者が現れることを期待する次第である。」(『満族史研究』第5号,2006年9月,184頁)とは,楠木先生の言葉(N)。

東洋文庫清代史研究会:『内国史院档:崇徳三年』

本日は,非常勤先の研修のため,お休みしました。お仕事じゃあしょうがない。残念です。

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参加希望者は、筑波大学・楠木賢道先生kusunoki@histanth.tsukuba.ac.jp">kusunoki@histanth.tsukuba.ac.jpまで。「満洲語史料を利用した清朝史研究を志すものにとって、入関前の満文档案史料をテキストとして満洲語読解力を養成するとともに、清朝史の基本知識を習得することは肝要なことであると考える。一人でも多くの参加者が現れることを期待する次第である。」(『満族史研究』第5号、2006年9月、184頁)とは、楠木先生の言葉(N)。

次回は4月第3週21日(土)の予定。

東洋文庫清代史研究会:『内国史院档:崇徳三年』

本日はやんごとなき私用にてお休みしました。

今年はこれまで皆勤だっただけに残念。来年度(4月から)はがんばります(笑)。

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参加希望者は、筑波大学・楠木賢道先生(kusunoki@histanth.tsukuba.ac.jp)まで。「満洲語史料を利用した清朝史研究を志すものにとって、入関前の満文档案史料をテキストとして満洲語読解力を養成するとともに、清朝史の基本知識を習得することは肝要なことであると考える。一人でも多くの参加者が現れることを期待する次第である。」(『満族史研究』第5号、2006年9月、184頁)とは、楠木先生の言葉(N)。

次回は3月第5週ですが31日(土)の予定。今回はお休みしたので,あくまでも前回時点でのお話しですが。

内なる他者=周辺民族の自己認識のなかの「中国」―モンゴルと華南の視座から―

仙台城表題にあるシンポジウムを聴講するため,また別件の用事があったため東北大学東北アジア研究センター(宮城県仙台市)に行きました。

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シンポジウム「内なる他者=周辺民族の自己認識のなかの「中国」―モンゴルと華南の視座から―」 
東北大学東北アジア研究センター設立10周年記念シンポジウム・地域研究コンソーシアム連携シンポジウム

日 時:2007年3月10日(土),午前10時〜午後5時
会 場:東北大学東北アジア研究センター大会議室(仙台市青葉区川内41,東北大学川北合同研究棟4階436室)

プログラム:
 10:00-10:15 開会挨拶 平川 新氏(東北大学東北アジア研究センター長)
 華南セッション(10:15-12:45)司会:上野稔弘氏(東北大学)
  10:15-10:25 セッション趣旨説明
  10:25-11:00 長谷川清氏(文教大学)
   「雲南タイ族の事例―中華世界における「宗教」と「民族」―」
  11:00-11:35 曽士才氏(法政大学)
   「貴州ミャオ族の事例―清末から現在に至る学校教育から見えてくるもの―」
  11:35-12:10 瀬川昌久氏(東北大学)
   「海南島リー族の事例―清末から現在に至るリー族と漢族諸集団の相互関係―」
  12:10-12:25 コメント:三尾裕子氏(東京外国語大学)
  12:25-12:45 討論
 昼食休憩(12:45-13:30)
 モンゴル・セッション(13:30-16:00)司会:栗林 均氏(東北大学)
  13:30-13:40 セッション趣旨説明
  13:40-14:15 柳澤 明氏(早稲田大学)
   「清代モンゴル東部辺縁地域における「民族」の接触と変容」
  14:15-14:50 広川佐保氏(新潟大学)
   「中華民国期における熱河省の土地政策について」
  14:50-15:25 ボルジギン・ブレンサイン氏(滋賀県立大学)
   「ハラチン・トメド=モンゴル人と近現代モンゴル社会―地域エリートの選択―」 
  15:25-15:40 コメント:岡 洋樹氏(東北大学)
  15:40-16:10 討論
 総合討論(16:15-17:30)司会:岡 洋樹氏

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東北アジア研究センター当日は,日本大学文理学部史学科同窓会があったが,この学会及び仙台にて所用があったため,残念ながら同窓会は不参加でした。

午前中は,華南の事例を文化人類学の立場から,午後はモンゴルの事例を歴史学の立場から検証した。それぞれの立場で,「他者」を意識することを通じて自己を認識するシンポジウムであったが,報告者の報告と討論は思いのほか盛り上がり,終了が1時間延びた。

特にモンゴル・セッションのコメント及び全体討論において,岡洋樹先生(東北大学東北アジア研究センター教授)が指摘されていたナショナリティとエスニシティとガバナンスとの枠組みをどのように規定していくかということが,前近代から近代以降の民族アイデンティティの問題を考える上で,非常に大切なキーワードであることを学んだ。

全国漢籍データベース協議会:第七回総会

漢籍データベース

全国漢籍データベース協議会第7回総会に行ってきました。

学術フロンティア(日本大学文理学部)のデジタルアーカイブに関係することと,本班(中国文書等資料班:加藤直人班)の柳澤明先生(早稲田大学)の下でお手伝いしていただいている研究協力者の江場山起氏があるとのことで,聴講に行ってきた。

現地には,時間ギリギリに到着。参加者は図書館関係者や研究者など約50名。以下は,当日のプログラム。

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日時:平成19年3月9日(金) 14時〜16時
会場:東京都千代田区一ツ橋 2−1−2
 学術総合センター12階
(国立情報学研究所1208・1210会議室)

「今年度の事業報告」
井波 陵一(京都大学人文科学研究所附属漢字情報研究センター)

「古籍數字圖書館的構建」
史 睿(中國國家圖書館善本部)

「横浜ユーラシア文化館所蔵の研究者旧蔵漢籍の組織化における意義と諸問題
― 故江上波夫氏旧蔵漢籍コレクションを例に ―」
江場 山起(早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程)

「全国漢籍データベースの典拠情報について」
永田 知之(京都大学人文科学研究所附属漢字情報研究センター)

「質疑応答」
司会:矢木 毅(京都大学人文科学研究所)
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江場氏の報告は,氏が現在携わっている,横浜ユーラシア文化館所蔵の江上波夫氏コレクションの目録化に関するもの。

江上氏旧蔵漢籍9000冊のうち,史部地理類に属する116書・257冊がコレクションの中核をなし,かつモンゴル・新疆・チベット,中央アジアなどの内陸アジア地域に関わるものという。

江場氏は,これらコレクションにある江上氏書入れを,四部分類のほかに細目を付し目録化に生かそうと考えている。これは前例のないものでなく,このような書入れ本を題材とするやり方は「鴎外文庫」のアーカイブ化ですでにおこなわれていることであり,実現には難しくないようである。

氏は,近年,全国漢籍データベースに対して,データの標準化を求める声が聞かれるが,コレクションの状況に応じたレコード作りと,標準化を念頭に置いたレコード作りでは,出来上がる書誌は自ずから異なるので,分かりやすいという理由だけで規範化・一元化するのを目指さず,レコードの性質によって選択できるべきと指摘した。

この江場氏の指摘については,次の永田氏の報告を併せて聞いた小生としては,大いに賛同するものである。

コレクションの特性を生かした目録作りは,個々に目録内容が異なるが,傍目には同じように見える。それはデジタルアーカイブでも言える。目録化され,構築されたものひとつひとつのインデックスが,高度利用と言えるのである。


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全国漢籍データベース協議会ホームページより:
http://kanji.zinbun.kyoto-u.ac.jp/kansekikyogikai/

東洋文庫清代史研究会:『内国史院档:崇徳三年』

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参加者は6名。4月9日から4月26日まで。

4月9日。遼東辺牆の外側に柳条辺牆を作る記録。これは漢文の実録では分からない。(N)

4月10日。「1旗に各一名のgabsihiyan(後の前鋒),各5名のbayara(のちの護軍),跟馬人(kutule)各3名,これらの者にAliha hecen(遼陽城)に駐防しに行った兵56名,合計104甲を……云々」とあるが,この104甲には跟馬人(kutule)は含まれない。(N)

4月15日。太廟に供えたもの。ホウレンソウのsogiとは,現在のシボ(錫伯)語で,「菜」とともに,「おかず」の意味を持つ(N)。ちなみに,下記の訳は楠木先生のご尽力によるもの。これからは「満文の野菜といえばナンムー(楠木)」のようです。(N)

 namu(チシャ;生菜)

 bula sogi(ホウレンソウ;菠菜)

 cin sai(キンサイ;芹菜)

 yun tai sai(アブラナ;溽刑據

4月22日。「同じその日Sibe(シベ:錫伯)のAbai・Aminこの2人が20貂皮を公課(alban)として送ってきた。」とあるが,この時期のSibeは,この文の前にあるホルチン=モンゴルの隷民。以前,楠木先生が論文(楠木賢道「ホルチン=モンゴル支配期のシボ族」『東洋学報』70-3・4,1989年)で書かれているように,ホルチンの隷民ながら,清朝へも直接公課を納めるという,二重の首長権が設定されていることが,ここからも読み取れる。(N)

次回には,沈志祥の記録がある。沈志祥は崇徳3年に清朝に投降するが,その投降の受入に関して,清朝側があまり積極的でなかったようで,上陸する前→石城島から上陸したあとも,しばらく放って置かれている。『清史稿』やその他の記録には,あまり詳しく書かれていないが,今講読しているのが,崇徳3年なので満文での記録を大いに参照することになるだろう。

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参加希望者は、筑波大学・楠木賢道先生(kusunoki@histanth.tsukuba.ac.jp)まで。「満洲語史料を利用した清朝史研究を志すものにとって、入関前の満文档案史料をテキストとして満洲語読解力を養成するとともに、清朝史の基本知識を習得することは肝要なことであると考える。一人でも多くの参加者が現れることを期待する次第である。」(『満族史研究』第5号、2006年9月、184頁)とは、楠木先生の言葉(N)。

次回は3月17日(土)午前10時から12時,東洋文庫にて。3月第5週の31日(土)も,現在のところ,開く予定。

東洋文庫清代史研究会:『内国史院档:崇徳三年』

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今年3回目の研究会。

参加者は5名。3月8日から4月9日の最初まで。

3月24日。sarin de+[tulergi] goloi wang, beile se meni meni bade fakcara doroi šangname buhengge(酒宴で[外]藩の王,貝勒らが各々の地に別れる礼で,賞賜したもの。[ ]内は加筆)上都城のとなりのKeibungでの出来事。goloi wang(後にtulergiが加わるが)で「藩王」とあるのは珍しい。(N)

同じ3月24日。貂皮(seke dahū)・狐皮(dobihi dahū)・豹皮(yarga dahū)など,それぞれ賞賜する場面があるが,貂・狐は東北部で獲れるが,豹皮はどこから来たのか。(N)

3月28日,Halgūn Muke(熱河)に宿営,翌3月29日,Ulan Hada(赤峰)に宿営。

4月初4日の留守部隊の記事が,わざわざ詳細に加筆されている。読むかぎりでは留守部隊を誹謗する内容へと変化。(N)

 G'o ci ciyan 高起潜

 Joo Niowan sung 周元忠(両目が全く見えない。JeoをJooに改筆)

4月初9日。正藍旗のjanggin張朝璘が疱瘡か麻疹になって瀋陽(Mukden)を離れることに関する案件。慣習法かどうかは不明。文面を見ると,どうやら疱瘡に罹った際は,都から離れるきまりがあったらしく,突然張朝璘が行方不明になったことからこの案件が始まる。

吏部が調べると,家で寝込んでいるはずがいない。疱瘡(実際には麻疹だったらしい)のため「自らの旗の疱瘡を調べるMacing yoo」に知らせて離京したが,Macing yooは「行くな」「聞いていない」と供述を一変二変した。結局,疱瘡であろうが麻疹であろうが,病状が出たときに離京するのが道理なので,張朝璘には罪なく,Macing yooに鞭打ち100回の罪が下された(銀33両3銭3分で罪を買い取った)。

 mama 疱瘡・あばた

 ajige mama 麻疹・吹き出もの

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参加希望者は、筑波大学・楠木賢道先生(kusunoki@histanth.tsukuba.ac.jp)まで。「満洲語史料を利用した清朝史研究を志すものにとって、入関前の満文档案史料をテキストとして満洲語読解力を養成するとともに、清朝史の基本知識を習得することは肝要なことであると考える。一人でも多くの参加者が現れることを期待する次第である。」(『満族史研究』第5号、2006年9月、184頁)とは、楠木先生の言葉(N)。

3月の講読会は,通常通り3日(第一土曜)と17日(第三土曜),共に午前10時から東洋文庫にて

遼金西夏史研究会2006年度大会

第7回 遼金西夏史研究会大会のご案内

1.開催日時
2007年3月24日(土曜)
12時半〜 開場 受付開始
13時〜  開会・事務連絡  説明・森部,武田
13時15分〜 研究発表1 〔報告45分・質疑30分〕 
     福島恵氏(学習院大学・院)
「唐中期の「賜姓ソグド人」」
14時30分〜  研究発表2 〔報告45分・質疑30分〕
塩卓悟氏(関西大学・非常勤講師)
「宋代における羊交易――西夏・遼・金との関係を中心に――」
15時45分 (休憩)
16時〜 研究発表3 〔報告45分・質疑30分〕
     岩尾一史氏(日本学術振興会特別研究員(PD)/神戸市外国語大学)
「敦煌チベット文十万頌般若経と写経事業」
17時15分〜 総会 および コンフェッション・1〔参加者各5分程度〕
19時〜  懇親会・情報交換会

3月25日(日曜)
8時45分〜 開場
9時〜 研究発表4 〔報告45分・質疑30分〕
     斉藤茂雄氏(大阪大学・院)
「漠南における突厥第一可汗国の活動──7世紀初頭を中心に──」
10時15分〜 研究発表5・6 〔報告各40分・質疑各30分〕
聶鴻音氏
「回帰考据学:西夏佛教文献研究的新動向」
孫伯君氏(北京社会科学院人類学与民族学研究所)
「聖彼得堡藏女真文草書残葉匯考」
12時35分〜   昼食・昼休み
13時45分〜 コンフェッション・2 〔参加者各5分程度〕
14時30分〜 調査報告1 〔報告30分・質疑15分〕
臼杵勲氏(札幌学院大学)・木山克彦氏(北海道大学・院)
「金・東夏の女真城郭の分布」     
15時15分〜 (休憩)
15時30分〜 学会報告1 〔報告30分・質疑15分〕
荒川慎太郎氏(東京外国語大学・AA研)
「ロシア国際西夏学会報告」 
16時15分〜 学会報告2 〔報告30分・質疑15分〕
向本健氏(大谷大学・院) 
「カラホトの環境と歴史に関する国際シンポジウム」
17時〜  事務局連絡 閉会挨拶・終了
*なお,上記スケジュールはあくまで予定です。今後,若干の変更も予想されますので,あらかじめご承知おきくださいますようお願いいたします。

2.開催場所
 関西大学アジア文化交流センター/セミナースペース(関西大学以文館新館4F)
●大阪府吹田市山手町3−3−35 関西大学
アクセスは⇒http://www.kansai-u.ac.jp/Guide-j/access.html
キャンパスマップは⇒http://www.kansai-u.ac.jp/Guide-j/mapsenri.html

3.共催
今回の研究会は、特定領域研究『中世考古学の総合的研究』C-01-2班「北東アジア中世遺跡の考古学的研究」(研究代表者:臼杵勲氏・札幌学院大学)、および、基盤研究(B)(一般)「内陸アジア諸言語資料の解読によるモンゴルの都市発展と交通に関する総合研究」
(研究代表者:松田孝一氏・大阪国際大学)の両科研との共催となります。

大会幹事
森部 豊(関西大学)
武田和哉(奈良市教育委員会)

東洋文庫清代史研究会:『内国史院档:崇徳三年』

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本年度2回目の研究会。

参加者は7名。3月5日から6日までを読んだ。モンゴル王公による返礼。6日には,後に挿入された巻狩の記事。知らないで読んでいると単なる一過性の事件に過ぎないが,杉山清彦先生(駒澤大学)の解説をうかがっていると,満洲旗人をめぐる,いくつかの構造が見えてくるのがとても興味深い。

参加希望者は、筑波大学・楠木賢道先生(kusunoki@histanth.tsukuba.ac.jp)まで。「満洲語史料を利用した清朝史研究を志すものにとって、入関前の満文档案史料をテキストとして満洲語読解力を養成するとともに、清朝史の基本知識を習得することは肝要なことであると考える。一人でも多くの参加者が現れることを期待する次第である。」(『満族史研究』第5号、2006年9月、184頁)とは、楠木先生の言葉。

東洋文庫清代史研究会:『内国史院档:崇徳三年』

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本年最初の研究会。

参加者は7名。今日から新しい参加者が加入。

3月1日の途中から同4日まで。前回読んだ部分(「遼陽の城をDurbi城のように築けといった」云々)の続き、及びモンゴル王公の叩頭・献じた物、返礼などを読んだ。

参加希望者は、筑波大学・楠木賢道先生(kusunoki@histanth.tsukuba.ac.jp)まで。「満洲語史料を利用した清朝史研究を志すものにとって、入関前の満文档案史料をテキストとして満洲語読解力を養成するとともに、清朝史の基本知識を習得することは肝要なことであると考える。一人でも多くの参加者が現れることを期待する次第である。」(『満族史研究』第5号、2006年9月、184頁)とは、楠木先生の言葉。

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deduhe 宿営した。→indehe 宿営した(同じ場所での延泊)

全国漢籍データベース協議会:第7回総会

全国漢籍データベース協議会第7回総会

日時:平成19年3月9日(金) 14時〜16時
会場:東京都千代田区一ツ橋 2−1−2
     学術総合センター12階
(国立情報学研究所1208・1210会議室)

「今年度の事業報告」
井波 陵一(京都大学人文科学研究所附属漢字情報研究センター)

「古籍數字圖書館的構建」
史 睿(中國國家圖書館善本部)

「横浜ユーラシア文化館所蔵の研究者旧蔵漢籍の組織化における意義と諸問題
― 故江上波夫氏旧蔵漢籍コレクションを例に ―」
江場 山起(早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程)

「全国漢籍データベースの典拠情報について」
永田 知之(京都大学人文科学研究所附属漢字情報研究センター)

「質疑応答」
司会:矢木 毅(京都大学人文科学研究所)

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全国漢籍データベース協議会ホームページより:
http://kanji.zinbun.kyoto-u.ac.jp/kansekikyogikai/

清朝・満洲史研究の現在

学習院大学正門学習院大学−ハーバード大学国際学術シンポジウム「東アジア学のフロンティア」に行ってきた。特別講演のマーク=エリオット先生とは5年ぶりぐらいの再会でした。

11時33分発:市立病院経由のバス→11時51分発:越谷駅急行→12時19分発:北千住駅発(立ち食いそばで昼食)→12時40分頃:学習院大学着

参加報告記はいずれ他の方が書かれるようなので割愛。休憩時間に,学習院大学所蔵満洲語文献特別展示を見る。

シンポジウム直前の様子20数点が展示されていたが,個人的に気になったのは3点の誥命である。康煕五十二年(1713)三月十八日(2通),乾隆五十年(1785)年一月一日(1通)。前者は馬超麟と馬騆父子に関わるもの。後者は馬大雄に関係するもの。両者は誥命の内容から同族と考えられるが,後日本日の報告者である承志氏が解説文を書かれるとのことなので心待ちにしている。

学習院大学−ハーバード大学国際学術シンポジウム「東アジア学のフロンティア」

学習院●学習院大学−ハーバード大学国際学術シンポジウム
「東アジア学のフロンティア」
日 時:2007年1月13日(土)/14日(日)
会 場:学習院創立百周年記念館小講堂(両日とも)
第1部 清朝・満洲史研究の現在
1月13日(土)開場12:30 開始13:00
***********************
・13:00〜13:20 ごあいさつ
・13:20〜14:00 特別講演 マーク=エリオット氏(ハーバード大学教授)
        「米国における満洲学:過去、現在、未来」
・14:00〜14:30 報告  ‐機 〇峪瓠柄躪臙狼經超学研究所研究員)
        「中国における満洲史研究の現況」
・14:30〜15:00 報告◆ /山清彦氏(駒澤大学専任講師)
        「大清帝国史研究の現在−日本における概況と展望−」
・15:00〜16:00 学習院大学所蔵満洲語文献特別展示
・16:00〜16:15 コメント 柳澤 明氏(早稲田大学教授)
・16:15〜17:30 ディスカッション
        コーディネーター 楠木賢道氏(筑波大学助教授)
・17:30〜17:40 おわりに
***********************
第2部 朝鮮史研究の現在…「友邦文庫」の可能性
1月14日(日)開場10:00 開始10:20
***********************
・10:20〜10:30 ごあいさつ
・10:30〜11:30 対談 姜 徳相氏(滋賀県立大学名誉教授)
           宮田節子氏(東洋文化研究所客員研究員)
        「朝鮮総督府関係者録音テープの採録に参加して」
・11:30〜12:00 報告 〕 英美氏(法政大学委嘱研究員)
        「近代韓国における民事慣習の慣習法化過程
         ―朝鮮総督府の慣習政策と朝鮮高等法院判決の分析を中心に」
・13:00〜13:30 特別講演 カーター・エッカート氏(ハーバード大学教授)
        「北米における韓国植民地期研究:最近の傾向」
・13:30〜14:00 コメント 松本武祝氏(東京大学大学院教授)
        「<植民地近代>をめぐる近年の研究動向について」
・14:15〜14:45 報告◆…圈々鞍六瓠陛賤諒顕集Φ羹蟒手)
        「友邦文庫の朝鮮引揚関連資料について」 
・14:45〜15:15 報告 岡本真紀子氏(早稲田大学客員講師)
        「朝鮮総督府官僚研究と『録音記録』の可能性」 
・15:15〜15:45 報告ぁゝ榾楡橘聖瓠弊こ人権問題研究センター専任研究員)
        「友邦文庫の阪谷芳郎資料について」
・16:00〜17:15 ディスカッション (進行:辻 弘範氏)
・17:15〜17:30 おわりに…シンポジウムを終えるにあたって
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学習院大学東洋文化研究所HPより

アムール川流域から見た露清関係

日 時:2006年9月8日(金)13:00〜18:00

場 所:日本大学文理学部 図書館オーバルホール

報 告:
1.開会の辞・趣旨説明(13:00〜13:20)
2.報告(報告者/「報告タイトル」)(13:20〜17:00)
(1)「ザバイカル地方の歴史と自然」
   オレグ・ワレーリエヴィッチ・コルスン氏(ロシア・ザバイカル教育大学)
(2)「清朝時代、北京の俄羅斯ロシア旗人」
   劉 小萌氏(中国社会科学院近代史研究所)
(3)「アムール川流域調査報告」
   柳澤 明氏(早稲田大学),細谷 良夫氏(東北学院大学)ほか
3.全体討論(17:10〜17:50)
4.閉会の辞(17:50〜18:00 )

主 催:東北学院大学オープン・リサーチ・センター

共 催:

東京外国語大学アジアアフリカ言語文化研究所 共同研究プロジェクト「東アジアの社会変容と国際環境」

日本大学文理学部学術フロンティア事業 中国文書等資料プロジェクト

 

問合先:東北学院大学オープン・リサーチ・センター

TEL 022-264-6370

E-mail ryuiki@tscc.tohoku-gakuin.ac.jp(@を半角に直してください)

東北学院大学オープン・リサーチ・センター:国際シンポジウム

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東北学院大学オープン・リサーチ・センター
アジア流域文化論研究プロジェクト
2006年度国際シンポジウム開催案内

2006年9月8日(金)
早稲田大学戸山キャンパス
早稲田大学長江流域文化研究所共済シンポジウム
楚墓の発掘と研究(仮)
<主な報告者>
王紅星氏(中国・湖北省文物考古研究所)
胡雅麗氏(中国・湖北省文物考古研究所)
王先福氏(中国・襄樊市博物館)

2006年9月8日(金)
日本大学文理学部図書館オーバルホール
アムール流域から見た露清関係
<共催>
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所共同研究プロジェクト「東アジアの社会変容と国際環境」
日本大学文理学部学術フロンティア事業
「デジタルアーカイブ・インフラストラクチャの構築と高度利用:中国文書等資料班」
<発表>
ザバイカル地方の歴史と自然 オレグ・ワレーリエヴィッチ氏(ロシア・チタ教育大学)
清朝時代,北京のロシア人 劉小萌氏(中国社会科学院近代史研究所)
アムール流域調査報告 柳澤明氏(早稲田大学),細谷良夫氏(東北学院大学)

2006年9月12日(火)
東北学院大学土樋キャンパス押川記念ホール
東北学院120周年祈念公開国際シンポジウム
アムールと長江−アジア流域文化論ことはじめ−
<講演会>
主題解説:アムール流域の調査から 細谷良夫氏(東北学院大学)
講演:ザバイカル地方の歴史と自然 オレグ・ワレーリエヴィッチ氏(ロシア・チタ教育大学)
<座談会>
主題解説:長江流域の調査から 谷口満氏(東北学院大学)
座談:楚文化を掘る−長江文明の華−

問い合わせ先:
東北学院大学オープン・リサーチ・センター
アジア流域文化論研究プロジェクト
mail:ryuiki@tscc.tohoku-gakuin.ac.jp
URL:www.tscc.tohoku-gakuin.ac.jp/%7Eorc/

 

第43回野尻湖クリルタイ[日本アルタイ学会]

日時:2006年7月15日(土)夕〜7月18日(火)朝 [3泊4日]
場所:藤屋旅館(〒389-1303 長野県上水内郡信濃町野尻258-5)
JR信越本線黒姫駅よりバスで野尻湖(終点)下車,湖畔に向かって徒歩1分
費用:1泊(3食付税込み)7,500円 参加費3,000円
プログラム(順不同・予定・仮題)
個別報告(全て仮題)
 白 玉冬「8〜9世紀の九族タタール」
 田村 健「ハザルのユダヤ教改宗に関する諸問題」
 栗本陽子「チャンキャ=フトクト一世の来朝と扎薩克喇嘛制度」
 山田勅之「明代における麗江ナシ族・木氏土司の対外戦略
        ──中華世界とチベット世界の狭間で──」
 藤原崇人「開龍寺鮮演にみる契丹(遼)仏教の一様相」
 森部 豊「河北地域新出土のソグド人石刻資料──2005年度夏季調査報告」
 参加者全員コンフェッション       

 現在まだ発表者を募集中であります。かなりの余裕があります。立候補・推薦など,連絡先 楠木までお知らせください。

クリルタイ連絡先……すべての連絡は,この連絡先をご利用ください。
〒305-8571 茨城県つくば市天王台1-1-1 筑波大学人文社会科学研究科
      歴史・人類学専攻 楠木賢道研究室(野尻湖クリルタイ)
e-mail:kusunoki@histanth.tsukuba.ac.jp

東洋文庫清代史研究会:『内国史院档:崇徳三年』

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残念ながら、本日は研修のため参加できず。

昨日まで研究会終了後すぐに研修場所まで行く予定でいたが、時間的に間に合わないことが判明。今回は研究会への参加はあきらめざるを得なかった。今年は皆勤賞を目指していただけに、早々に頓挫してしまい残念。

写真は、『満和辞典』(1972、国書刊行会)

東洋文庫清代史研究会:『内国史院档:崇徳三年』

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参加者は4名。

正月3日の外藩王公へ正月返礼、同6日の朝鮮国王への返礼、同7日のアジゲ(Ajige阿済格、Baturu郡王)属下の処断について。

同7日のアジゲ軍に関する記載については、加藤直人「入関前清朝の法制史料」(滋賀秀三編『中国法制史:基本資料の研究』東京大学出版会、1993年)で考察されている。facuhvn cooha(facuhvn=乱れる、cooha=いくさ/軍/兵)とは「入り乱れた戦い=混戦」ではなく「軍紀の乱れた軍隊」。

”fiyanjilambi”は、 崚揃海箸覆襦廖↓◆嵌蓉△箸覆襦廖”nukte”は「輜重」。

次回は4月1日(土)午前10時から正午まで。東洋文庫にて。

ちなみに写真は、となりの六義園で毎年春に開催している「しだれ桜と大名庭園のライトアップ」。この時期は、園内の桜をライトアップするので、閉園時間が遅くなります(入園は20時半まで)。今年の期間は3月21日(祝・火)〜29日(水)。

第六回 遼金西夏史研究会

開催日時 2006年3月11日(土曜)・12日(日曜)
開催場所 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所
 (東京都府中市朝日町
  http://www.tufs.ac.jp/common/is/university/access_map.htmlをご参照くださ
い)

プログラム(予定)
3月11日(土曜)
12時半〜  開場 受付開始
13時〜 開会・事務連絡  説明・荒川、佐藤
13時半〜  山本明志 モンゴル時代における站赤利用文書の発給をめぐって
15時〜 杉山清彦 八旗制下のマンジュ氏族−狃真氏族瓩ら猖洲旗人瓩悄
15時半〜  森田憲司 史料としての出土墓誌 浙江省臨海県の場合
終了次第 コンフェッション-1
19時〜  夕食・情報交換会

3月12日(日曜)
9時開場
9時15分〜 佐藤友則 西夏書籍と西夏文化
10時半〜 小野裕子 西夏語法律文献『貞観玉鏡統』の軍制について
12時〜   昼食・昼休み
13時半〜 武内康則 契丹小字の「原字」における同音表記について
15時〜  杜建録 新発現的夏州拓跋政権碑石研究
16時半〜 コンフェッション2
17時〜  総会 事務局連絡 閉会挨拶・終了

なお、上記スケジュールは2006年2月1日現在の予定です。今後、若干の変更も
予想
されますので、あらかじめご承知おきくださいますようお願いいたします。

研究会HPでも随時情報が更新されますのでご確認ください。
http://homepage3.nifty.com/liaojinxixia/

現在、会員でない方の研究会への参加のお誘いも、引き続きよろしくお願いいたしま
す。なお、研究所の会議室を利用するため、参加費は無料です。


     大会幹事 荒川 慎太郎(東外大AA研)
          佐藤 友則(東北学院大学

第31回早稲田大学東洋史懇話会大会

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2006年3月18日(土)  13:00〜17:00
於早稲田大学文学部第一会議室(33号館2階)

1.研究発表・講演
○研究発表
柿沼 陽平氏「中国古代における物の交換――互酬的交換社会から商品交換社会へ――」

江場 山起氏「清康熙年間における西洋人宣教師と内務府」

○講演
堀井 優先生「東地中海のヴェネツィア商人――16世紀前半のアレクサンドリアの事例から――」

福井 重雅先生「四十余年 睡夢の中――約半世紀前の早稲田の東洋史――」
2.総会 17:00〜

3.懇親会 18:00〜 於第一会議室                                                 懇親会費4,000円 (学生3,000円)

----------------------------------------------------

先日、「順治年間ワークショップ」で発表された江場さんのご報告もあります。ワークショップでは順治年間、今度の懇話会では康熙年間と精力的にご研究をされているようです。

詳しくはこちら(早稲田大学東洋史懇話会)

順治年間ワークショップ

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日時:2006年3月4日(土)午後2時〜午後6時
場所:日本大学文理学部広領域情報学研究センター 地階アーカイブ室

プログラム:
はじめに:(午後2時〜午後2時20分)
 1.綿貫哲郎(日本大学)「順治年間史研究の視座について」
特別講演:(午後2時20分〜午後3時50分)
 1.谷井陽子(天理大学)「満洲政権にとっての順治時代」
 2.甘利弘樹(大分大学)「順治年間史研究の回顧と展望」
(休憩)
研究報告:(午後4時〜午後5時20分)
 1.相原佳之(東京大学)「物資調達からみた順治年間」
 2.江場山起(早稲田大学)「順治年間の西洋人上奏について」
 3.加藤基嗣(一橋大学)「順治年間前期の科挙について」
討論及び問題点の提起(午後5時30分〜午後6時)
   司会:綿貫哲郎

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参加していただいた方、ありがとうございました。特に特別講演をお願いした両先生には、すべて手弁当にもかかわらず、快く引き受けていただき、大変感謝しております。

谷井先生には、これまでのご自身の視座から順治年間の満洲政権について。甘利先生には、順治年間全体の回顧と展望を分かりやすくまとめていただきました。

報告者の3名も、本来は異なる時代を専攻としながらも、順治年間から、或いは順治年間に向けて、或いは順治年間に区切って報告をしていただきました。

私の興味関心から言えば、特にドルゴン期の同時代資料がほとんどなく、現在講読している『内国史院档:順治朝』元年〜7年(7年12月にドルゴン死去)までが、『世祖実録』に収録される前の状態を示していないか(”wang”[摂政王=ドルゴンのこと]が擡頭している部分はあるけれど)、可能性(と期待)を持っているけれどどうなんでしょうか。今後、読み込んでいく必要はあります。

「順治年間」とはいえ、それぞれの視座によって、全くイメージが異なる時代であったため、今回のワークショップはそれぞれを報告しただけで終わってしまいました(まとめようとは考えてませんが)。

ただし、それぞれの考える「順治年間」が、それぞれの主に利用する資料に依拠していることだけは確かです。異論があったり考え方に違いがあることで、否定したり対立したりする方はいないと思います。ただ、自身の視座が、どの資料や立場に立っているのか見極めるのが難しいのも、これまた「順治年間」の特徴ともいえるでしょう。

東洋文庫:清代史研究会

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参加者は5名。

元日にgurun i ejen fujinに上せた箋文(jiyan bithe)部分と3日に新年の礼で内外の和碩親王(hoxoi cin wang)・多羅郡王(doroi jiyvn wang)・多羅貝勒(doroi beile)・固山貝勒ら(gvsai beisese)に賞賜した部分。

恭順王(孔有徳)はginggun ijishvn wang。懐順王(耿仲明)はgvnin ijishvn wang。智順王(尚可喜)はbodohonggo ijishvn wang。

疱瘡(ほうそう)はmama(またはamba mama)。痲疹(はしか)はajige mama。

東洋文庫:清代史研究会

『内国史院档:崇徳三年』を講読。参加者は6名。

引き続き、元日の部分。朝鮮国王からの箋文・チャハルのGurun i Efuエジェイ・恭順王孔有徳の表文などを読む。それにしても決まったフォームの文章ですこと。また満文では大臣を遣わしたのを、漢文実録では本人が実際に来たかのように変えられていた部分も見られた。

以上は、「ねつ造」というよりは、王朝の姿勢を表した部分として捉えるほうが自然と思うけれど、そのことについては後日。

また、ホンタイジを指す言葉として「皇帝Hvwangdi」と「ハンHan」と二つが見られるが、これもまた王朝の持つ顔を示したものと言えよう。

東洋文庫清代史研究会

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今日より『内国史院档:崇徳三年』を講読。参加者は7名。

元日、ホンタイジが祭礼をおこなう場面の描写、及び王公や臣下がホンタイジや皇后に表文(biyoo bithe)・箋文(jiyan bithe)を奉り、朝鮮国王(coohiyan gurun i wang)の二人の子が公課(alban)を送り、表文を上奏するところ。

近現代史の研究者からはツッコミが入りそうな文章も多かった(笑)。「国民(gurun irgen)(→”くにたみ”とよむ)」、「国家(gurun boo)」。

さらに、松村潤先生(日本大学名誉教授・東洋文庫研究員)が、以前、ご論文(「天命朝の奏疏」『日本大学史学科五十周年記念歴史学論文集』1978年)で指摘されたとおり、当時の清朝が紙不足であったことをうかがわせる献上品があった。しかし、「白紙2,000帖(sanggiyan hooxan juwe minggan kiyan)」ってどのくらいの量なんでせう?

「アジアから問う幸福・その3」

日時:2月7日(火)午後3時〜6時
会場:東洋文化研究所3階第1会議室

報告(順不同)

田嶌誠一(九州大学大学院人間環境学研究院):「心理臨床の経験から考える幸福」
関 一敏(九州大学大学院人間環境学研究院):「宗教学から見た幸福」
村松 伸(東京大学生産技術研究所):「都市・建築と幸福」
平勢隆郎(東京大学東洋文化研究所):「数の秩序と幸福」

コメンテイター

神馬征峰(東京大学大学院医学系研究科国際保健学)

幸福というテーマは誰にも切実ですが、学として語られることはあまりありません。理系、文系にまたがったさまざまな専門分野から、幸福について考えることを目的としています。

どなたでもご参加を歓迎します。事前の連絡は必要ありません。

連絡先:関本照夫(東洋文化研究所) Eメール、sekim@ioc.u-tokyo.ac.jp

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村田雄二郎先生のブログhttp://jdzg.exblog.jp/より抜粋

東洋文庫:清代史研究会

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本年最初の清代史研究会でした。

東洋文庫清代史研究会は、戦後まもなく「満文老档研究会」として発足し、これまでに多くの研究者・研究業績を輩出してきた伝統ある研究会です。小生も1999年からお世話になっており、大変多くのことを学ばせて頂いております。現在は松村潤先生が中心となり、楠木賢道先生(筑波大学)がトランスクリプションを作成してます。

活動時間は、毎月第一・第三土曜日の10時〜12時で、現在は「内国史院档:崇徳年間档」を講読してます。今日で崇徳二年分が終了し、次回(2月4日になります。1月21日は休会)より崇徳三年分に入ります。

清朝の第一公用語である満洲語に興味のある学部生以上の方がいらっしゃいましたら、如何でしょうか? 漢文だけでは知ることのできない、清初の数多くの文化・政治などの出来事に触れることができ、新しい世界観を目の当たりにすることになるでしょう。

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管理人プロフィール

出身地:群馬県前橋市

履歴:高校卒業後,日中学院より中国に3年間留学。印刷関連会社勤務を経て,日本大学通信教育部(史学専攻)から日本大学大学院文学研究科史学専攻(博士前期課程)へ。日本大学大学院文学研究科東洋史学専攻(博士後期課程)満期退学。博士(文学)

現職:非常勤講師ほか

専攻:清朝史・満族史・東北アジア民族史・東アジア史及び満洲語文書資料。

タイトルの“tere inenggi”とは満洲語で“その日”という意味です。

現在,歴史学・東洋史・中国語(漢語)・コンピュータ情報リテラシー等の講師をしてます。講義では,できるだけ多様な視座を提供したいと模索中です。

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