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研究(満族史・清朝史・東アジア史)や講義(歴史学・東洋史・中国語[漢語]・コンピュータ)等の備忘録

2006年度:歴史学B(日本大学通信教育部)

1号館の耐震補強工事:日本大学通信教育部

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所用で,午後2時半過ぎに日本大学通信教育部(東京都千代田区三崎町)へ。

今朝は朝8時前から外回り。教務課で来年度の複数案件の確認。かなりクタクタでしたが,先輩と話しているとそれも吹っ飛ぶ。でも,帰りにはまた疲れが…。

通信教育部一号館は,相変わらず,まだ耐震補強工事をしている。3月21日(水)いっぱいまで(詳しくはこちら)。

そういえば,先週末に「歴史学B」の「授業評価アンケート」結果が来ていた。評価があまりにも良かったので吃驚。教員に対する評価部分で,,鉢△ひとつもなかったのは嬉しい限り。講義中には受講生の笑いもたえなかったし,平均点も高かったし。でも,専門分野ならば,こうはいかないかも。いずれにしても,この評価に驕ることなく,教育に,その基盤となる研究に邁進する所存です。ありがとうございました。

日本大学通信教育部HP http://www.cd.nihon-u.ac.jp/

試験の採点(日本大学通信教育部の講義二つ分)

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通信教育部の「歴史学B」採点仕上げ,及び「東洋史概説MB」採点のため,早朝のうちに広領域に到着。

ところが,サーバの調子が悪いらしく,全然接続できない。なので,「東洋史概説MB」は後に回して,「歴史学B」採点を仕上げる。「歴史学B」は先週木曜日(21日)から採点を始めていたが,平常点がまだであったために,こちらを計算した。レポートの内容や出席日数などを見ていたが,皆勤賞が思いのほか多く,改めてビックリした。

午前中に神保町へ。東方書店で所用を済ませ,三崎町の通信教育部へ。一号館は耐震補強工事のため,今日から三月末まで立ち入り禁止とのこと。教務課にて「歴史学B」の採点結果を提出し,広領域へ戻る。

午後から「東洋史概説」MBの採点を始めるも,アクセスログの確認に時間をとられてしまい,本日中の平常点算出は不可能の模様。「メディア授業」は期間内であれば,何度も繰り返し講義を「見る」ことができるのが長所である。多い場合は20回とか,10回以上確認する受講生は珍しくない。その一方でほとんど一回という受講生もいる。テキストがあるので,それをコピペすれば内容の理解はできるのであろうが(ただし講義画面はコピペできない),その確認回数とレポートの出来具合とは関係するのであろうか。明日以降の採点が楽しみである。

歴史学B(日本大学通信教育部)[期末試験]

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試験は11:00〜12:00。受験者は30名。

昨日,平常点を出すためにこれまでのデータ(レポートなど)や名簿を見ていると,ほぼ全員の顔が浮かんできた。この講義ほど顔と名前が一致するのも珍しいと我ながら思う。明日には忘れてしまうかもしれないけれど(笑)。

試験問題はあらかじめ教えてあったので,本日はそれを書き写すのと,一年間の講義の感想或いは記憶に残ったテーマ・キーワードなどを書くだけだったはず。みんな早めに上がるのかと思いきや,半分位の受講生が終了10分前あたりまで粘っていた。あとで答案用紙を見たら,表裏がぎっしりだった。

この講義は,まじめに取り組まれている受講生が多く,ちょっとでも気を抜いた講義をすると,授業内のレポートでその箇所に関して質問を書かれたりしたので,こちらとしても何重にも事前準備を重ねるなど良い刺激になった。専門科目ではなく一般教養なので,「暗記」ではなく,「歴史」を身近に感じてもらうために,後期は4月時点とは少し変えて工夫をさせていただきました。

いずれにせよ,一年間お疲れ様でした。小生の講義を「また機会があればとってみたい」と書いて下さった方,ありがとうございました。これを励みに,今度もがんばりたいと思います。

第25回:歴史学B(日本大学通信教育部)[最終講義]

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表題は「現代史の捉え方(11)」。

テスト問題も発表しているので参加者が少ないと予想したけれど,個人的には思ったより多かった。遅れての参加者(ようするに遅刻)もいたけど。

歴史学の立場でジェンダーを学んだ。とは言っても幅広いので,そのなかから「近代家族」について話をした。キーワードとしては,「男は仕事,女は家庭」・「専業主婦」・「私的領域」などである。

最後に,「歴史学」の講義としてのまとめをした。とは言っても,どちらかと言えば,小生自身の歴史を学ぶことへの姿勢かもしれない。師匠が見ているみたいなので,恥ずかしくてここには書けないけれど。

最後の「レポート」では,ジェンダーに対する受講生自身の思い入れを書いたものが多かった。それ以外では,ルイス・フロイス(1532−1597年)『日本文化とヨーロッパ文化』から,当時の日本の夫婦とヨーロッパの夫婦の違いを述べた部分を紹介したが,それに驚いたという感想が意外と多かったのには,こちらも驚いた。

小生は,歴史学の講義を持って2年目でして,ようやく進め方を覚え始めたというところです。一般教養ですので,あまり難しい話には立ち入りませんでした。シラバスに書かれた「受講生自身が歴史を捉え,表現するための基礎を身につける」ことだけは,最低限責任を果たしたと思っていますがいかがでしたでしょうか。

来週は試験です。テスト時間は11:00〜12:00ですので,お間違いのないように。

第24回:歴史学B(日本大学通信教育部)

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表題は「現代史の捉え方(10)」。

先週休んだ受講生用に,テスト問題を繰り返し発表した。

日本の文明開化と肉食の話をした。江戸時代までの「薬喰い」や「肉食解禁」後の牛肉を使った料理などの歴史について紹介した。その後,西洋料理に学んだ「洋食」の誕生,特にとんかつについて,豚肉と小麦粉とパン粉(パン),さらに揚げ方など日本食文化との関連性にも言及した。

残すところ,あと1週分です。がんばりませう。

第23回:歴史学B(日本大学通信教育部)

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表題は「現代史の捉え方(9)」。

テスト問題を発表した。三問から一問を選ぶ選択制。

大きな課題が終了したので,「開発」と栄養不足との関係について学んだ。特に,江戸時代の新田開発・精米法の開発と,それ以降の「江戸やまい」=脚気について紹介した。さらに,明治時代の軍隊における脚気とその対応などについて言及した。

テスト問題が決まってすっきりしたのか,食糧の話だったのかはわからないが,感想文を見ると,受講生はそれぞれ自分の意見を書いていた。国家の問題よりも,身近に感じるからなのだろうか。

第22回:歴史学B(日本大学通信教育部)

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表題は「現代史の捉え方(8)」。

前回2回は,言語と国家との関係を文学作品から考察した。今回は,国民国家と「国語」の問題を学んだ。

私たちの住む日本は,19世紀に国民国家化をするが,その形成が比較的容易だった条件,及び日本語の書き言葉の事情について紹介した。さらに,当時の中国(清朝)の近代化と日本との関係にも言及した。

特に国民国家形成期における,話し言葉と書き言葉の問題は興味深いが,まだまだ上手く説明できない(=自分自身勉強不足)こともあり,講義が終わったら汗びっしょりになっていた自分がいた。

でも,講義終了時の小課題では,問題意識を持って回答してくれた受講生が,今までで一番多く,その内容も一番濃かった。ホントです。そういう意味では価値ある1コマだった。

第21回:歴史学B(日本大学通信教育部)

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表題は「現代史の捉え方(7)」。

前回は「最後の授業」が国語教材から消滅したところまでを学んだ。今回は,前回の課題「アメル先生とは何者か」の受講生の意見を紹介。回答は「ドイツ人」36%,「フランス人」32%,「アルザス人」12%,「不明」20%でした。その後,専門家の意見を紹介したが,とりわけ言語学者の田中克彦氏による,アルザス出身ではあるが,「アメル先生=フランス人」説の意味するところを検証。

最後に,田中氏による,,海虜酩覆修里發里悗痢嵌稟宗廖き国語・英語教材として,「どこにむけて」「どの部分を」「批判」したのかを導き出すことで,現在の日本に住む私たちが忘れていることを最後に導き出した。

第20回:歴史学B(日本大学通信教育部)

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表題は「現代史の捉え方(6)」。

「国民」「国語」などを理解するために,今回はドーデ『最後の授業』を取り上げた。

前回のナポレオンのコルシカ島出身ということ,「いじめ」の原因がフランス語が話せなかったことによるもの,その彼がフランス「国民の英雄」とされている現実を踏まえつつ,講義を進めた。

内容は,『最後の授業』の日本の教科書採用に関する歴史,及び「消滅」の経緯を詳しく追う。最後に,「アメル先生とはどんな人物か?」と題したレポートを提出させた。

次回は,アルザス地方をどのように考えるのかを学びます。

第19回:歴史学B(日本大学通信教育部)

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表題は「現代史の捉え方(5)」。

先週,世界で最初に誕生した国民国家アメリカを学んだが,今回は,西ヨーロッパのフランス革命〜国民国家の誕生を学ぶ。

フランスの場合,アメリカとは大きく異なり10年をかけて次第に国民国家化していくが,その変遷をじっくりと紹介した。さらに,国民投票によって皇帝となったナポレオンにも触れる。彼の出身地と生い立ち,士官学校での「いじめ」の内容などを経て,彼がフランス「国民の英雄」となった足跡も紹介した。

それから,フランス国歌とアメリカ合衆国国歌の歌詞について,国民国家の成立とあわせて学んだが,その際,それぞれの国歌を聴かせるために,ラジカセではなく携帯を用いたことは,個人的にも初めての経験であった。

最後に,フランス革命を学ぶことを通じて,「歴史のない国」アメリカの「自由」たる部分を学習した。

第18回:歴史学B(日本大学通信教育部)

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表題は「現代史の捉え方(4)」。国民国家,特にアメリカ合衆国の独立及びそれに関係するキーワードについて学ぶ。

日本人や中国人は漢字を用いる。漢字は表意文字,つまり文字の一つ一つが特定の意味を表す。そのため,元来外国から入った言葉を翻訳する際に生じた「確信犯的な誤訳」,或いは私たちの身近な表現への「置き換え」を理解して置かなければならない。

アメリカ合衆国が独立したときは「十三州」であったという。この「州」が,実際には十の「state」と三つの「commonwealth」であったこと,「アメリカ合衆国」がなぜ「アメリカ合州国」とは表記しないのか,などについて紹介した。

アメリカ合衆国という「国名」表記の経緯を紹介することを通じて,キーワードには「歴史」があることで,その違いを実際に比較してみることの奥深さについて説明した。

第17回:歴史学B(日本大学通信教育部)

48da417e.jpg写真は通信教育部一号館。この時間帯は、荷物搬入のトラックが多い。

前回、現代史とモンゴル帝国との関係について学んだので、ビデオを鑑賞した。

最初に、この番組が制作された背景を5分ほど説明、鑑賞60分、残り時間を感想文にあてた。

同じ番組を見ながら、受講生の感想文の視点は様々であり、それぞれが持つ問題関心事項を垣間見ることができた感想文がいくつかあった。

第16回:歴史学B(日本大学通信教育部)

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28名、「欠席願い(11/2分)」1名。

表題は「現代史の捉え方(3)」。第2回目にも講義した内容と重複する部分もあるけれど、「現代史」と「モンゴルの『遺産』」との関係について説明。経済や貿易路もあるが、特にロシアと中国が受け継いだ「遺産」について言及した。

その後、高綱先生・菅沼さん(高綱ゼミ)と久しぶりに「鐘楼」で「麻辣刀削麺」を頂く。ごちそうさまでした。その後、講師室にて宰相さまとお茶を濁す。

第15回:歴史学B(日本大学通信教育部)

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28名。「欠席願」2名(9/21と10/5が各1名)。

表題は「現代史の捉え方(2)」。先週の「発展段階説」に代わる時代区分としての「現代」と「古代」の二分法について紹介。またある価値判断で歴史を読むことが普遍的ではないことにも言及した。

風邪を引いたのか、日曜日から身体がだるい。全く治る気配がなく、今週はずっと脂汗ばかりかいている。嫌なことばかり起こる。調子が悪い。秋は好きな季節なのに、今年は楽しめていない。

第14回:歴史学B(日本大学通信教育部)

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30人。欠席願い(7/20分)1名。

後期最初の講義。

「現代史の捉え方(1)」として,マルクス史観について学ぶ。ソ連解体後,唯物史観は主流でなくなったが,現在関係するもの一切を排除するのではなく,数十年の歴史の中から,用いることができる一部用語などがあることにも言及した。配付したプリントには書いてないけれど。

また「夏休みの課題」を回収した。中間試験替わりということもあり,その回収率は思っていた以上に高かったのが嬉しかった。

後期もよろしくお願いいたします。

第13回:歴史学B(日本大学通信教育部)[前期最終週]

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25名。

前期最終週なので「ビデオ鑑賞」と考えていたところ,DVDがなぜか動かず断念。観賞補助のプリントまで作ったというのに。「前期の復習」及び「前期分の感想」をしました。

前期はこれで終わりです。後期は9月21日からになります。授業で身近にある歴史の資料や博物館などについて紹介しました。是非,あちこち探したり見学してみてくださいね。

第12回:歴史学B(日本大学通信教育部)

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27名,「欠席願(6/29,7/6×2)」の3通。

表題は「歴史と文学のあいだ」。 峅奮悄彭な「歴史」の研究方法とは,◆屮劵好肇蝓次廚函屮好函璽蝓次廚砲弔い童‘い魏辰┐拭

「歴史」を「科学」的に分析するとはどういう事なのか。また「歴史」と「文学」との相違点や,「歴史家」としては避けて通れない「決まり事」などについて紹介した。

それから横浜(桜木町〜関内)のお薦め資料館・博物館を紹介した。是非,見学してみてください。夏休み明け感想文も募集します。

来週は第13週目(!),いよいよ前期の最終週です。

第11回:歴史学B(日本大学通信教育部)

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25名,「欠席願(7/13,7/6←今日!?!)」。

表題は「日本人と日本史(2)」。 峺鼎せ代の事実」とは限らない「歴史」,◆愼本書紀』編纂の目的とその内容,『古事記』と本居宣長,ぁ嵜析叩廚氾傾腸箸離襦璽鎮気掘い搬蠅靴童‘い魏辰┐拭

私たちの知っている事実や,明治以降に現れた外国とのつながりを示す事象・伝承の背景などを考察した。

前期は,あと2回です。

第10回:歴史学B(日本大学通信教育部)

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31名,「欠席願(6/8,6/15)」各1。

表題は「日本人と日本史(1)」。 崘鯊執召寮錙彷埓鏝紊痢ぃ契さにおける日本の「建国」,◆愼本書紀』に見る独自の歴史観について紹介した。

また「世界史」のビデオを鑑賞し,「感想」を書いてもらった。

それから中間試験の代わりに,「夏休み課題レポート」を出した。某論文を読んでの,ヾ蔽韻覆らも「レジュメ」をきってもらい,著者は何が言いたいのか,4響曚吠けて,後期の最初の時間に提出とした。「感想」だけにすると,読まずに「こうだった」と2〜3行程度でおしまいにされてしまうことがある。採点する側としてはとても悲しいので,今回から上のように変更した次第である。

今日のビデオ感想文も,その練習として「感想」と言いつつも,“崛函塀弍蕕靴神萓検砲浪燭言いたいのか,個人的な感想,を書くように指示。「夏休み課題」の練習です。

第9回:歴史学B(日本大学通信教育部)

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30名。

表題は「ヘロドトス『歴史』と対立(2)」。西ヨーロッパの歴史観の淵源について,前回のヘロドトス『歴史』につづき,今回は『旧約聖書』『新約聖書』について学ぶ。

キリスト教はがんらい反ローマ精神を持つものであったが,392年にローマ帝国の国教とされる。聖書の「申命記」や「黙示録」等の思想が,キリスト教の広まりとともに,「ヤハヴェ→ユダヤ人」からすり替わるところに言及した。

ビデオ(30分)を見せようとしたが,時間切れでまたの機会に。中間試験の方法についても,来週までに結論を出すこととした。

第8回:歴史学B(日本大学通信教育部)

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30名。

表題は「ヘロドトス『歴史』と対立(1)」。西ヨーロッパの歴史観につながる地中海世界のお話。昨年度に比べて,すこしはヘロドトスに詳しくはなりこそすれ,まだまだです。

.茵璽蹈奪僂肇▲献△蓮け扮鵑紡侘する二つの勢力である,◆屮▲献◆廚箸いμ松里陵獲茵κジ擦覆匹砲弔い胴峙舛靴拭

講義のあと,高綱ゼミ・院の金子さんらと春日で昼食。小生が昔サラリーマン時代を過ごした印刷関連会社の社長を存じ上げていたとのこと。もう15年以上前のこととはいえ,世の中は狭いと思った。ごちそうさまでした。

第7回:歴史学B(日本大学通信教育部)

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31名,「欠席願(6/1分)」1名。

表題は「中国王朝と正統(2)」。今回は「正史」や『資治通鑑』から「正統」を見ていく内容。

‥靴烹運佑靴存在しないはずながら,三国時代と南北朝時代は,それぞれ複数いた「皇帝」がどう描かれているかを,書いた王朝側の論理・背景などを紹介。◆崟技法廚畔造咯里気譴襦な塲体の『資治通鑑』編纂・「正統」について。さらにこの時代頃からあらわれた,ゆがんだ「中華思想」についても言及。モンゴル期に著された『遼史』『金史』『宋史』について,モンゴル側からの見解,ユーラシアステージの視点についても紹介した。

講義内容について

中国語ではなく,専門科目について。

変更こそあるものの,一応シラバスで講義内容を出している。ただ,最近は講義中に熟睡する学生が少なくないのも事実。小生はこれを責めるつもりもないし,資格もない。ただただ定期試験に合格してさえくれれば。

昨年度は,定期試験を受けた学生は全員合格しました。出来もそれなりに良かった。しかし,今年度は「幽霊学生」が多く,しかも睡眠学習ときた。宰相さまのおっしゃるとおり,少しでも講義が分からないと寝てしまう。

今回の講義は,当初「東北アジア民族史」にしようか「北京史」にしようか悩みました。結局は,難しい「北京史」にしたので,講義内容も毎回水準が異なると思います。ただ,気になったのは,どちらの講義になったとしても,講義の背骨と考えた 崟服王朝」→◆崟服王朝批判」に話が移った途端,睡眠学習者が多くなったことです。「ソグド」とか「燕雲十六州」とか「金中都における女真的部分」とか。つまらないのかなぁ。わからないのかなぁ。

中華王朝史からではない視座を提供しようとした場合,中央アジア史や東北アジア史などから眺める,つまり地図を逆さに見る視点はそのひとつであるが,説明不足なのか,講義内容がつまらないのか,睡眠学習。

一応,プリントを配ってはいます。或いはそれに安心して寝てしまうんですかね。でも,一番大切な事柄は実は「書いてない」のです。

小生は昨年度は,できるだけパワーポイントを使って講義をしてきました。しかし,パワーポイントは講義での使用ともなると,時間の調整がやりにくくなる,スクリーンの画面に脳みそが左右される,準備時間が倍かかるというので,途中からしばらく使わないでいます。講義と同じくらい大事な本業の研究時間をとらないといけないしね。

小生も小難しい講義をしているつもりはないと思います(例えば,専門の八旗制度を詳しく解説するとか)。特殊講義・・・まあ,まだ初めて日も浅いので,これからですかね。

そんななか,きちんとペンを走らせている学生がいることも知っています。がんばってください。

第6回:歴史学B(日本大学通信教育部)

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28名,「欠席願」2通(5/18と5/25)。

表題は「中国王朝と正統(1)」。前回部分の「歴史の存在」で訂正部分有り。

日本人の歴史認識の淵源である中国の「正統」観を理解するため,今回は前半部分として,司馬遷『史記』を題材に,「天下」「正統」「天命」をキーワードとして検討を加えた。

さらに『史記』が著された背景として,年号「太初」,太初暦,水徳(秦王朝)と水徳→土徳(漢王朝)に言及した。

第5回:歴史学B(日本大学通信教育部)

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参加者32名,「欠席願(5/18分)」2名。

表題は「歴史的事実とは何か」。〜芦鵑泙任良習,∈2鵑量槁検き「歴史」という言葉の意味,ぁ崟気靴の鮖冒」は存在するのか?,ァ嵶鮖謀事実」とはどのようなものか?,史学と体験,揺らぐ史実。

「徳川家康が1600年に関ヶ原で勝利した」というのを例に,「歴史的事実」を説明するも,レジュメの説明にミスを発見。混乱させてしまいました。

第4回:歴史学B(日本大学通信教育部)

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参加者25名。

寝ないで準備をしたおかげで,プリントはよいものに仕上がったと思う。ただしその中身に少々難あり。講義では,ヨーロッパの中世封建制の説明に少々詰まってしまった。

表題は「国民国家と歴史」。〜芦鵑泙任良習,∈2鵑量槁検き今日における歴史の問題(復習),す駝厩餡箸料置としての歴史教育,イ錣国における歴史教育を解説した。

△蓮屬錣燭靴燭舛学んできた”歴史”は,わずか130年程しか”歴史”がない」。「それは,国民国家の形成と深い関係があるからである」。「わが国では,そのような歴史教育の流れがあるのだろうか。ごく一面だけだが見てみよう」とした(「おまけ」あり)。

今回の講義で,特に強調しておきたいことは,ヨーロッパ諸国における「自由」「平等」「民主主義」は,非ヨーロッパ世界の植民地の犠牲の上に成り立っているという歴史的事実,さらに国民文化の標準化には「国語」教育・歴史地理教育が重要であったことである。

本講義のまとめ部分(3枚目の最後)は,その意味を理解しておいてくださいね。

第3回:歴史学B(日本大学通信教育部)

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参加者33名,「休講願(4/27分)」1名。

正式に受講人数が判明41名。電車が遅れたとのことで,少々様子を見ながら講義(前回の復習)。

表題は「歴史は何の役に立つのか」。〆鯒度同様,「パパ,歴史は何の役に立つの」で知られたマルク=ブロックを紹介。◆嵶鮖砲箸浪燭」と昨年度ガイダンス時の統計を確認し,E.H.カーの「歴史は,現在と過去との対話である」の解説。3慳笋鰐鬚卜つのか,ざ畭絅淵轡腑淵螢坤燹きズFにおける歴史の問題,ξ鮖乏悗慮用で再びマルク=ブロックに戻る。

総体的に「歴史は何の役に立つのか」は受講生皆さんで答えを出してもらうこととして,「小まとめ」のみをまとめておく。

講義後,高綱先生と職員のB氏,そして小生の3名で昼食。鐘楼で麻婆豆腐定食とミニ麻辣麺のセット,エリカでコーヒー。ごちそうさまでした。

第2回:歴史学B(日本大学通信教育部)

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出席票を忘れたので数えず。初めての受講生5名。

「世界史の誕生」として,まずは「東洋史」「西洋史」それぞれの”伝統”をなぞる。史学科(内容は西洋史)として,東京帝国大学で開設され,翌年の「国史学」,さらに「東洋史学」の誕生を時系列で追う。

また日本史学・西洋史学の性格を近代の「万国史」を含めて考察し,首尾一貫した世界史の構築方法について模索した。

次週がGWなので,今週は一回完結。

第1回:歴史学B(日本大学通信教育部)

36名出席。最初はガイダンス。通信教育部は特に何度も言う必要なし。受講生自身が分かっているので。とはいえ,これまでどおりひととおり説明する。

昨年度の501講堂に比べて,201教室は受講生との距離が縮まっており,よい緊張感がある。

ガイダンス終了後,「高校までに学んだ歴史」として,来週以降(本格的にはGW明け)に始動するために簡単に講義をした。高校までの「歴史」,大学の「歴史」,それからこの一年間で学ぶ一般教養「歴史学」のねらい・目的を説明。さらに歴史を述べる上で不可欠な「史資料」と「推論」,文学との違いについて述べた。

 

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管理人プロフィール

出身地:群馬県前橋市

履歴:高校卒業後,日中学院より中国に3年間留学。印刷関連会社勤務を経て,日本大学通信教育部(史学専攻)から日本大学大学院文学研究科史学専攻(博士前期課程)へ。日本大学大学院文学研究科東洋史学専攻(博士後期課程)満期退学。博士(文学)

現職:非常勤講師ほか

専攻:清朝史・満族史・東北アジア民族史・東アジア史及び満洲語文書資料。

タイトルの“tere inenggi”とは満洲語で“その日”という意味です。

現在,歴史学・東洋史・中国語(漢語)・コンピュータ情報リテラシー等の講師をしてます。講義では,できるだけ多様な視座を提供したいと模索中です。

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