tere inenggi

研究(満族史・清朝史・東アジア史)や講義(歴史学・東洋史・中国語[漢語]・コンピュータ)等の備忘録

2012年度:東洋史入門(日本大学通信教育部[春期:東京1期])

3日目[最終日]:東洋史入門(日本大学通信教育部)

20120501kokkaitoshokanずっと勘違いしてたのは,東洋史入門は本来1年生から履修できるということ。ただし通信教育部ではスクーリングのみ開講してるので2年次から履修可能になるということ。1年次から履修できる日本史入門・西洋史入門・考古学入門とは違うことを恥ずかしながら最近知った。どうも師匠から昔いただいたコメントが引っかかると思っていたところだったので(´ω`)

集中講義の最終日。

第11講・第12講は「国立国会図書館での実習」。

昨日練習した文献目録の実習(今回は論文・書籍のみ。史料は含まず)のため永田町の国立国会図書館に来館。昨年度同様,あらかじめ5〜6人のグループに分け班長を決めて点呼(9:15集合・12:30解散)をとらせた。その後,受講生個人に分かれて実習作業へ。

昨年度と大きく変えたのは,必ず1度は借り出して自分が立てた卒論のテーマ(仮題でも可。ただし少々狭めで)に沿った論文かそうでないかを判断させたこと。

昨年度の実習では,「いちおう館内貸出をして」とアナウンスにとどまったため,パソコンの検索画面を見ただけで課題を作成し終えた受講生が多数いた。我々はプロだから,論文タイトル名や書誌名を見ただけで課題タイトルと整合性があるかどうか大体分かる。それだけでは読むと残念なのが丸わかりだし,検索だけなら家でもできるから実習の意味がない。

今年度では初日ガイダンスより,実際に館内貸出をしてもらうことを前提に進めていたし,講義内でもレクチャーしておいた。私自身が貸出カウンターでチェックすることはしなかったが,ほぼ全員が応えてくれたようで嬉しい限り。また,貸出をすると2コマ分の時間だけでは足らないかも身体で覚える。

国立国会図書館では,中国語のI間先生や東洋大学のC先生とも偶然お会いした。C先生とは3年ぶりぐらい。昼食はI間先生とご一緒したw

第13講は「課題仕上げ」。

午前中の課題を文献目録(論文か書誌を5本程度)としてペン書きで清書させ提出させた。昨年度は別な講義を入れておいたが,調べた項目の書き方や清書などで1コマ分必要なことが分かったため,新たに今回より導入。こちらも質問攻めされた90分です。

第14講は「最終試験」。課題を発表していたため,受講生は昨晩自宅・宿泊先であらかじめ解答を作成しておいたはず。なのでこの時間は書き写すだけで終了。でも時間いっぱい使っていた学生も目立った。

今回の受講生は第1講の始まりで31名(5名は最初から来ず),1名も脱落することなく初日→2日目→国会図書館にも行き,最終試験を受けた。実習も含んでいるため,このような受講生全員となるべく話すことを目指したが時間が足らなかった。でもとてもまじめに授業を聞いてくれたし,課題にも応えてくれた。ありがたい限りです(´ω`)

仕事が終わった後,N先生とBさんと打ち上げに。ただ私自身は翌日も仕事があるため22時頃には引き上げさせていただいた。

誕プレのたこ焼きwもらったのでプラスして書いておいたよ(*´ -`)(´- `*)srsr

2日目:東洋史入門(日本大学通信教育部)

20120430tu集中講義は1日が長丁場なので普段とテンポを変えて講義するほうが,受講生だけでなく教員側も頭の切り替えがうまくいく。ただ今回は3日目に国立国会図書館での実習がある(その日しか開館してない)ので,どうしてもそこに合わせた講義の組み合わせにならざるを得ない。

いつもどおり,バス始発に乗ろうとしたら休日ダイヤ(平日より15分遅)と気づき,思いがけず駅まで30分程歩いた振替休日の月曜日。でも電車は早朝から非整然と混雑してたため,そこでGWだと再認識する朝6時半過ぎの新宿駅( ´△`)

3号館300教室。今日も朝9時から夕方6時半までの同一科目の講義。

第6講は「東洋史学の歴史(3)」。ゞ畭綟本における歴史教育の構図,∋卜舛紡个垢訝亀瓠い魍悗鵑澄昨日の東洋史学の始まり部分を人物ではなく,中等教育・高等教育の変遷から復習しようとした。また市村瓚次郎や内藤湖南による大陸からの史料調査などに触れた。

第7講は「清朝における「国語」としての満洲語」。前日に配布した「「史料」と「資料」」のプリントを確認した上で,〜斡畭紊閥畭綛餡箸痢峭餮譟廖き∪仰での「国語」としての満洲語,清朝档案と清朝史研究を学んだ。はじめての学生に対して,清朝や満洲語を1コマで説明するには難しいことを改めて思い知らされた。特に満洲人と満洲語との関係に触れたのち,満洲語档案資料の立ち位置や重要性を紹介し,さらにそれを史料だけでなく資料そのものとして用いた事例を紹介した。

第8講は「清朝の「国語」とネルチンスク条約」。\仰の「国語」の地位,▲薀謄麒犬繁洲文のネルチンスク条約の比較,K洲文と漢文ネルチンスク条約の比較をおこなった。特に比較では満洲人皇帝がもついくつかの「顔」に触れるとともに,正文ではない漢文部分を浮き彫りにしたことでの漢文翻訳(中華思想に立脚する皇帝)としての「限界」部分にも言及した。

第9講・第10講は「文献目録の表記方法」。昨日のおさらいとして論文と掲載されている雑誌・書誌,また研究書を実物をスクリーン投影しつつ進めた。そして表記方法の様々な例を見せた上で,完全に表記方法がひとつでないこと,ただしこの実習での最低限の統一化を決め,実際に目録(今回は国立国会図書館OPAC)を見ながら,表記方法の練習をした。

また講義に先立って「国立国会図書館での実習について」を配布し,目的・待合せ時間や場所・注意事項などを確認した。明日の待合せや2度の点呼はグループ分けして学生同士にチェックさせ,その後教員に知らせることとした。なのでグループ分けも,教員側の任意とした。

講義終了後,よく受講してくれる3年来の学生らと立ちながら長話をした。始めての機会だったので嬉しかった。

帰路は長年来の奴隷兼運転手が同行。とはいえ今日は車ではないので単なる奴隷と言ったところか。夕食を食べたが明日の最終日が残っているため1時間程で帰宅へ。食前酒として少しだけ飲んだグラスワインで撃沈。やはり見えない疲れがあるようだ。

明日夜の取消を確認。木曜と金曜が候補だけどどっちがいいと思う?笑 (*´ -`)(´- `*)srsr

初日:東洋史入門(日本大学通信教育部)

20120429tuushinいよいよ4月29日から5月1日まで3日で半年分の講義をおこなう強行日程( ´△`)

履修登録は36名,3号館300講堂。

教材のプリントアウトのため,早めに大学に乗り込んだ。初日は開講式があったため30分遅れて9時半開始。

第1講は「ガイダンス」。普段と異なる部分としては,3日目に国立国会図書館での実習作業をおこなうため一部シラバスに変更があったことをアナウンスした。「入門」科目では講義(第4講〜第8講)+卒論執筆のための簡単なスキルを身に付ける(第2講・第3講,第9講〜第13講)ことを目標とするため,「卒論執筆の流れ」と題した見取り図やレポートの書き方,さらに小生の論文を文章構成の見本として添付し,見取り図を概観した。

第2講は「東洋史論文執筆の作法(1)」。論文とレポートとの違い,語学・執筆の作法を紹介した。パワーポイントを使用して工具書・入門書を紹介したが,齟齬が生じたので早めに昼休み時間に切りかえた。

第3講は「東洋史論文執筆の作法(2)」。前の講目部分を終わらせ,実際にインターネットを使った東洋史研究,また国立国会図書館OPACを使った検索・申込システムを紹介した。国会図書館と他の図書館(地域図書館,大学図書館,研究機関)との関係を自作の図や,神田書店街にある中国関係専門書店などの地図を提示した。また「「史料」と「資料」」はプリントを読んでおくように配布した。時間があれば後日解説する予定。

第4講は「東洋史学の歴史(1)」。「世界史」とは何か,「西洋史」と「世界史」,「東洋史」とはどの地域を研究するのか,「東洋」とはどこを指すか,などを勉強した。

第5講は「東洋史学の歴史(2)」。日本のナショナリズムと「東洋」という名称の誕生,「東洋史」の成立を学んだ。

旧知の学生も多く,やりやすかった。明日はヤマ場だけど準備さえ終われば頑張れそう。てか火曜日夜は無くなるとか言っていたけど,どう?(*´ -`)(´- `*)srsr

昼食時は指導員の向佐さん,北村君に誘われ学習センター室へ。誘われたのは食事ではなく,一緒に指導(仕事)をしましょうというお誘いだった。ということで昼休み時間も学習センターでお仕事しましたww

写真は公式HPに掲載された私の授業風景。学校に許可をもらって転載してます。なんか格好良く撮ってもらってる。Sさんありがとうございます (*´∀`♡

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日本大学通信教育部「東京スクーリングが始まりました」:http://www.dld.nihon-u.ac.jp/news/pdf/24tkys_sprng1-2.pdf
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管理人プロフィール

出身地:群馬県前橋市

履歴:高校卒業後,日中学院より中国に3年間留学。印刷関連会社勤務を経て,日本大学通信教育部(史学専攻)から日本大学大学院文学研究科史学専攻(博士前期課程)へ。日本大学大学院文学研究科東洋史学専攻(博士後期課程)満期退学。博士(文学)

現職:非常勤講師ほか

専攻:清朝史・満族史・東北アジア民族史・東アジア史及び満洲語文書資料。

タイトルの“tere inenggi”とは満洲語で“その日”という意味です。

現在,歴史学・東洋史・中国語(漢語)・コンピュータ情報リテラシー等の講師をしてます。講義では,できるだけ多様な視座を提供したいと模索中です。

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